【 掛軸 詳細 】
まだ一度も軸装していない書画などを作品に見合った形に仕立てます。
紙本などの折れは裏打ちをすれば直りますが、傷まないうちに表装されることを
お勧めします。
お持ちの掛軸に折れや破れ・シミなどがある場合、そのまま放置しておくと
今以上に本紙(作品)を傷める原因となります。
速やかな処置は大切な作品を永らく保存できることとなります。
掛軸は昔からいくつかの形式がありますが、ここでは一般的によく使われる形式を
ご紹介します。
一般的に多く使われる仕立て方です。
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仕立て |
裂 |
価 格 |
新調 |
並裂 |
28.000円〜 |
新調 |
正絹裂 |
38.000円〜 |
仕立て替え |
並裂 |
33.000円〜 |
仕立て替え |
正絹裂 |
43.000円〜 |
新調・仕立て替え |
金襴他 |
お問い合わせ下さい |
(上記価格は半切タイプです。その他はお問い合わせください。)
(仕立て替えの価格は、傷み具合で変わります。) |
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本表装と並んで一般的に多く使用する仕立て方です。
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仕立て |
裂 |
価 格 |
新調(並仕立て) |
並裂 |
20.000円〜 |
新調 |
並裂 |
25.000円〜 |
新調 |
正絹裂 |
35.000円〜 |
仕立て替え |
並裂 |
30.000円〜 |
仕立て替え |
正絹裂 |
40.000円〜 |
新調・仕立て替え |
金襴他 |
お問い合わせ下さい |
(上記価格は半切タイプです。その他はお問い合わせください。)
(仕立て替えの価格は、傷み具合で変わります。) |
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表装の中で最も格式の高い仕立て方です。
主に仏画や墨跡など宗教的な内容の書画に限って用います。
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仕立て |
裂 |
価 格 |
新調 |
並裂 |
35.000円〜 |
新調 |
正絹裂 |
45.000円〜 |
仕立て替え |
並裂 |
45.000円〜 |
仕立て替え |
正絹裂 |
55.000円〜 |
新調・仕立て替え |
金襴他 |
お問い合わせ下さい |
(上記価格は半切タイプです。その他はお問い合わせください。)
(仕立て替えの価格は、傷み具合で変わります。) |
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裂地は代表的なものとして「金襴」と「緞子」があります。
それぞれ様々な文様が織り込まれてます。 |
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≪金襴≫
模様の部分に金糸(金箔などをを細く糸状に加工したもの)を
織り込んで作られた裂地です。出来上がった文様は重厚で
華麗な面を見せ、一文字を中心に中縁や外縁にも使われます。
金糸の材質により、本金襴・銀襴・合金襴・など多種に及びます。
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≪緞子≫
経糸・緯糸を使い文様を織り出した裂地です。
金襴ほどの華麗さはありませんが、その落ち着いた味わいや
感触により一般的に多くの軸装に使われます。
糸の種類により様々な風合いを生み出します。 |
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掛軸には行程により大きく3つのタイプの和紙を使用します。
また本紙や裂地などの大きさや厚みによって、極薄口〜厚口(または特厚)の紙を
使い分けます。
@肌裏打ち用
本紙や裂地の最初の裏打ちに使う和紙で、薄美濃紙が一般的に使われます。
A増裏打ち裏用
本紙や裂地の肌裏打ちの後、さらに強度を増すためや厚みを調整するために行い、
使用する和紙は美栖紙(奈良県吉野産)が一般的です。また総裏打ちの前に
中裏打ちを行う場合も美栖紙を使います。
B総裏打ち用
本紙に裂地を付けた後の最終的な裏打ちで、主に宇陀紙(奈良県吉野産)が使われます。
その他・・・本紙や裂地によって機械すきの和紙を使用する場合もある。
象牙、紫(黒)檀、角、塗り物、金軸、陶磁器など
各種ございます。
また形状も様々なものがあります。 |
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(左より金軸・紫檀・黒塗・清水焼) |
桐箱は防虫効果に優れ、密封性もあり湿度を一定に
保ちます。よって掛軸の保存に最も適していると言え
ます。また軽量なので取り扱いが容易でもあります。
サイズは5分(約1.5cm)刻みでご用意出来ます。
また掛軸を巻く際の痛みを軽減し保存できる太巻き芯や
塗りを施した高級感溢れる二重箱もご用意できます。
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